持続可能な発展は、環境、社会、そして経済的な健全性と活力を保全し、当社の長期的な事業の成功を確保する上で欠かせません。持続可能性の理念は、当社のお客様、社員、サプライヤー、関係者の方々、当社の事業基盤となるコミュニティにとっての正しい意思決定に寄与します。
関係者の皆様
持続可能な成長への揺るぎないコミットメントの証である、2024年の当社の企業責任報告書をお届けできることを嬉しく思います。当社の責任ある企業活動は、株主、従業員、顧客、パートナー、そして当社がサービスを提供する地域社会を含む、すべてのステークホルダーの皆様に利益をもたらします。
15年前、私たちはGreenMTコーポレートプログラムを開始しました。このプログラムは、当社の持続可能性への取り組みを推進し続け、当社の業務の中核をなすものとなっています。当社の熱心なチームや個人が組織全体でサステナビリティを推進している数多くの方法に誇りを持っています。また、そのような従業員のGreenMT目標への献身は、当社の成功に不可欠です。
2024年には、再生可能エネルギー100%の電力調達とカーボンニュートラルな事業運営という目標を再び達成し、2025年の埋め立て廃棄物ゼロという目標に向けてまた一歩前進しました。当社は、さまざまな市場における課題により、2030年の電気自動車のシェアの目標を調整する必要がありましたが、当社の車両における電気自動車の導入は増加しました。当社の事業部門では、持続可能性を新規および既存の製品に組み込む取り組みを進めており、持続可能なパッケージングや、マニュアルやその他の製品文書の印刷からデジタルへの移行に関する目標も含まれています。また、当社のサプライチェーン組織は、新たな規制要件を満たすために、サプライヤーの関与と透明性も強化しました。
今年の注目点は、従業員のエンゲージメントと企業文化に焦点が当てられたことです。その結果、複数の雇用主賞を受賞し、全社的な自主退職率が歴史的な低水準を記録しました。
この報告書で、当社の業績と継続中の取り組みについて、さらに詳しくお伝えできることを嬉しく思います。事業環境の複雑さを乗り越えながら、私たちは、より健康で持続可能な明日のために、前向きで永続的な影響を生み出すべく、継続的な改善に専心しています。
今後ともよろしくお願いいたします。
Patrick K. Kaltenbach
社長兼最高経営責任者
2025年4月